過去の記事一覧
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なぜ、正倍数性の胚盤胞を移植しても継続妊娠に至らないのか考察した論文②
ミトコンドリアからのエネルギーの供給が染色体分離と細胞分裂に重要な影響をもたらすと考えられるBob CasperとCarlos Simonはミトコンドリアか…
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なぜ、正倍数性の胚盤胞を移植しても継続妊娠に至らないのか考察した論文①
卵子や胚を取り巻く環境には、加齢やライフスタイル、心理的ストレス、栄養素の補充、細胞のエネルギーレベル、内分泌やパラクリンにかかわる因子、外因性ゴナドトロピン、…
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胚の着床には子宮内膜と胚の同調が必要であることを示した論文
生存能力の高い胚であっても受容能のない子宮内膜に移植された場合には不成功に終わる。着床期ウィンドウにおいて子宮内膜が受容能を獲得し、胚の接着と妊娠成立が促される…
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ESHREから発表されたIVFガイドラインの詳細について
IVFのラボにおける管理と専門的操作の質を向上させるための13のセクションからなるガイドラインがESHREから発表されました。このガイドラインはヨーロッパ各国を…
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チョコレート嚢胞の再発と卵巣癌の相関について
卵巣癌はチョコレート嚢胞の摘出後に発現することがあり、再発性チョコレート嚢胞からの発現をみるものが多くみられました。チョコレート嚢胞が再発した場合には厳しい追跡…
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医原性高次多胎妊娠がヘルスケアシステムに対してもたらす経済的なリスクについて
医原性高次多胎妊娠はヘルスケアシステムに対しかなりの経済的なリスクをもたらすものと考えられます。1998年に胚移植数に関するガイドラインが発表されて以来、高次多…
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不妊治療で妊娠に至った単胎妊娠の親において、妊娠期間中から産褥期に渡って不安レベルの上昇が認められた…
不妊治療で妊娠に至った単胎妊娠の親において、周産期に不安のレベルの上昇が認められました。一方、不妊治療で双胎妊娠となった親においては、精神病理学的な症状のレベル…
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チョコレート嚢胞以外の良性卵巣腫瘍の摘出が、卵巣予備能にどのような影響を与えるかを調べた論文
チョコレート嚢胞以外の良性卵巣嚢腫を摘出したところ、血中AMHレベルは有意に低下しました。このような結果が実際に卵巣予備能の低下を反映したものか否かという点につ…
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IVFで妊娠に至った子宮内膜症を有する女性において、流産のリスクは上昇しないということを示した論文
IVFで妊娠に至った子宮内膜症を有する女性において流産のリスクは上昇しません。Risk of miscarriage in women with end…
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全胚凍結戦略がARTにもたらすもの〜メリットと抱える問題点
全胚凍結にはいろいろなメリットがあり、調節卵巣刺激の開始時期を厳密に調整する必要もなくなるというメリットもある緩慢凍結とvitrificationを比較した…
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